サイバーセキュリティ

3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 – URLは前月比2.3倍に

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インターネットの世界では、日々様々なサイバー攻撃が行われています。その中でも特に2025年3月には、フィッシング攻撃が急増したという報告が寄せられています。

この記事では、フィッシング対策協議会の3月に寄せられた情報を元に紹介します。

フィッシング攻撃の報告が前月比1.7倍

出典:フィッシング攻撃の報告数と悪用されたURL件数の推移(https://www.security-next.com/169524

2025年3月には、フィッシング攻撃に関する報告が前月比で約1.7倍となり、これまでの記録を塗り替えました。URL単位でも5万1735件で、2万2518件だった前月の約2.3倍に拡大しています。これは1日あたり平均約1668.9件のURLが悪用されていることになります。

フィッシング詐欺は、個人情報や重要なデータを盗むために行われるサイバー攻撃の一種で、攻撃者が信頼できる組織や人物を装って、ユーザーにログイン情報やパスワードなどを教えさせるものです。

リダイレクト型フィッシングURLの悪用が急増、サブドメインやGoogle翻訳も利用

出典:フィッシング攻撃で悪用されたブランド件数の推移(https://www.security-next.com/169524/2

2025年3月、フィッシング詐欺においてリダイレクト用の使い捨てURLとしてサブドメインにランダムな文字列を設定する手法が大幅に増加しました。この手口は、前月の報告全体の約15.5%を占めていましたが、3月には27.4ポイント増加し、全体の約42.9%にまで拡大しています。

また、Googleのウェブ翻訳サービス「Google翻訳」のURLをリダイレクト元として悪用するケースも増えています。前月と比べて約1.2倍の報告が寄せられ、全体の約16.3%のURLでこの手法が確認されました。

悪用されたトップレベルドメイン(TLD)

フィッシングサイトで悪用されたトップレベルドメイン(TLD)を見ると、最も多かったのは「.com」で約36.3%。次いで「.cn(約27.5%)」、「.net(約11.1%)」、「.goog(約6.7%)」、「.xyz(約6.2%)」、「.shop(約3.6%)」、「.top(約1.8%)」、「.sbs(約1.2%)」、「.icu(約1.1%)」が続きました。

フィッシングに悪用されたブランドの件数

2025年3月にフィッシング攻撃で悪用されたブランドは84件でした。これは、前月の99件から15件の減少となっています。

ブランドカテゴリ別では、以下のような傾向が見られました。

  • クレジット・信販関連:24件
  • 金融関連:14件
  • 証券関連:8件
  • 通信事業者・メールサービス関連:6件
  • EC関連:6件

悪用が多かったブランド

悪用された具体的なブランドでは、「Amazon」をかたるケースが約22.5%と最も多く、「Apple」が約14.2%で続きました。

また、報告数が1万件以上にのぼった「ANA」や「VISA」など4ブランドだけで全体の約58.2%を占めています。さらに、1,000件以上の報告があったブランドは35件にのぼり、これらが全体の約97.2%を占める結果となりました。

まとめ

2025年3月のフィッシング攻撃の急増は、我々がインターネットを利用する上でのリスクが増していることを示しています。特に悪用されたURLの増加は、フィッシング攻撃の手口が巧妙化していることを物語ります。インターネット利用者としては、常に最新のセキュリティ対策を講じ、不審なメールやウェブサイトには十分警戒する必要があります。

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