
Microsoftは現地時間2025年6月3日、デスクトップ版Microsoft Edgeの最新バージョン「137.0.3296.62」を正式にリリースしました。本バージョンは「Chromium 137.0.7151.69」および「同68」に基づいており、複数の深刻なセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
本記事では、今回のアップデートの概要、修正された脆弱性の内容、企業や一般ユーザーが取るべき対応について、わかりやすく解説します。
今回のアップデートの概要
Edge 137.0.3296.62は、Googleが提供するオープンソースブラウザ「Chromium」の最新版をベースに開発されており、脆弱性の修正を中心としたセキュリティアップデートです。Microsoftの公式発表によれば、今回のリリースは主にセキュリティ修正を目的としたもので、機能的な変更や新機能の追加は含まれていません。
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修正された脆弱性について
今回のアップデートでは、Chromium側で報告されていた複数のセキュリティ上の問題が解消されました。以下に、特に注目すべき脆弱性の例を紹介します。
■ CVE-2025-1938:WebAssembly関連の型混乱(Type Confusion)
Googleの報告によると、本脆弱性はWebAssemblyの処理において発生する型混乱の問題です。攻撃者が悪意あるWebページを介して任意コードを実行できる可能性があり、深刻度は「High(高)」と評価されています。
■ CVE-2025-1939:オーディオ処理関連の解放後メモリアクセス(Use After Free)
音声処理の内部で不適切なメモリ操作が行われ、これも任意コード実行のリスクにつながる問題です。現時点でこの脆弱性を悪用した攻撃は確認されていませんが、早急な対処が推奨されています。
■ その他の修正点
Microsoftによると、Edge独自の脆弱性としてCVE番号は付与されていないものの、Chromium由来の複数のセキュリティ問題にも対応済みとされています。これにより、Edgeブラウザの安全性が向上しました。
一般ユーザー・企業が取るべき対応
Microsoft Edgeは基本的に自動更新が有効になっているため、ユーザーが特別な操作を行わなくてもバックグラウンドで最新版に更新されます。ただし、更新が適用されているかを念のため確認することをおすすめします。
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■ バージョン確認方法
- Edgeブラウザを開く
- 「設定」→「Microsoft Edgeについて」へ進む
- バージョンが「137.0.3296.62」と表示されていれば、最新の状態です
■ 企業利用の場合の注意点
- 社内のブラウザポリシーを再確認
グループポリシーで自動更新を制御している場合は、IT部門が手動でアップデートを適用する必要があります。 - 脆弱性管理ツールとの連携
たとえばTenableのNessusでは、今回のアップデートに関連する検出プラグイン(Plugin ID: 237731)も配布されており、ネットワーク内の旧バージョンのEdgeを検出するのに役立ちます。
今後のセキュリティ対策のポイント
Microsoft EdgeはChromiumベースであるため、Google Chromeと同様に、脆弱性の影響範囲が広がりやすいという側面があります。今後も以下のような対策を継続することが求められます。
- ソフトウェアは常に最新の状態に保つ
- 不審なWebサイトやメールのリンクは開かない
- エンドポイントセキュリティ製品でリアルタイム保護を有効にする
また、エンタープライズ向けにはMicrosoft Defender for Endpointと連携させることで、脅威の検知や対応も迅速に行える体制を整えることが可能です。
まとめ
Microsoft Edge 137.0.3296.62は、Chromiumの最新版を取り込みつつ、複数の重大なセキュリティ脆弱性を修正した重要なアップデートです。特に企業環境では、旧バージョンの利用が継続されていないかを確認し、早急な対応を心がけましょう。
安全なブラウジング環境を維持するには、日々のアップデート確認と適切なセキュリティ運用が不可欠です。



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